近畿圏最古の競馬場がここ和歌山県紀三井寺にあった
１９０８（明４１）年頃：和歌山県海草郡紀三井寺町の塩田地に競馬場を設け愛馬家有志により競馬が施行された
現ＪＲＡ東京競馬の前世、目黒競馬が東京目黒（現：府中）で開催されたのが１９０７年
ＪＲＡ京都競馬が島原（現：淀）で開催されたのが１９０８年からみても
その歴史の深さが感じさせられる
後、和歌山県愛馬会主催にての施行時代を経て
１９２６（大１５）年：和歌山県畜産組合連合会に権利移管され
１９２７（昭２）年：地方競馬規則に基づき地方競馬の位置づけで開催される
１９３８（昭１３）年：地方競馬規則の廃止にともない開催は中断
１９４８（昭２３）年：和歌山県営として紀三井寺競馬が再開される
（戦災復興の財源確保のため）
＜昭和４６年度・和歌山県主催・連勝複式勝馬投票券＞
１９８８（昭６３）年：和歌山市議会３月定例会にて末日にて廃止する条例が提出され
同年３月２８日：この日を最後とし７９年の歴史に幕を閉じる
（理由：売上げ減少による財政赤字）
その後
１９９４年（平成６）７月：世界リゾート博開催時の駐車場などにも利用され
１９９９年（平成１１）４月：県立医科大学と同付属病院がその跡地に移転される
和歌山県和歌山市紀三井寺
|
